エンジンから聞こえてくる異音
車が古くなってくるとあちこちが痛み出してきます。
特に気になるのが車が動いているときに聞こえてくるエンジンからの異音ではないでしょうか?エンジンは人間で言えば心臓部でそこから聞こえてくる異音は穏やかではありません!
一番気になってしまうのが「このままの状態でも大丈夫なんだろうか?」と心配になってくることではないでしょうか?
そんなエンジンの気になる異音について、いろいろな症状と解決方法を紹介したいと思います。
エンジンオイルのチェック
まず、あなたの車のエンジンオイルをチェックしてみて下さい。エンジンオイルが規定量入っているかオイルゲージで確認して、エンジンオイルが適度な粘度があるか確認してみて下さい。
この時、汚れすぎて粘度がないようならエンジンオイルを交換しましょう。オイルゲージでエンジンオイルが不足しているなら適量まで足して下さい。
エンジンの異音の原因は?

エンジンの異音は、エンジン内ので発生した鉄粉のカスがエンジン内に蓄積されてエンジンオイルがエンジン内に行き渡らなくなり異音が発生してしまいます。
その原因が定期的なエンジンオイル交換をしていなかった場合がほとんどです。
異音が発生するのはエンジン内の部品が高速で稼働していて摩擦が起こったりぶつかるような感じがありエンジンの回転数によって異音の大きさが変わってきます。
異音はエンジンのほとんどの場所から発生しますので外観からは特定できませんのでエンジンをオーバーホールしなくてはいけなくなります。
エンジンオイルの定期的な交換

エンジンオイルはエンジンを動かすための大切な潤滑油です。エンジンオイルは、エンジンを動かすために様々な役割を持っています。
エンジンオイルの役割は?
- 潤滑:エンジンの内部では、ピスト、ンクランクシャフト、カムシャフトなどの部品が高速で稼働しています。これらの部品の金属同士の摩耗や焼き付きなどを軽減するため、エンジンオイルで潤滑しています。
- 密封:シリンダーとピストンの間には僅かな隙間があるために完全に密着しているわけではありません。この僅かな隙間から燃焼によって作られたエネルギーが漏れてしまいパワーロスの原因にもなります。
- 冷却:エンジン内の部品は高速で稼働していて摩擦や燃焼の爆発エネルギーによってエンジン内は高温になっています。エンジンオイルはエンジン内を回って熱を吸収してオイルパンに戻りオイルクーラーなどによって冷却されます。
- 洗浄:エンジン内で発生した汚れ(スラッジ)が溜まってしますとエンジンの性能を落としてしまいます。エンジンオイルはエンジン内を回って汚れを吸着しながら汚れがたまらないようにしています。エンジンオイルが黒くなって汚れていルノは、洗浄作用が正常に行なわれているためです。エンジンオイルが汚れを取り込む量には限りがあるので、一定期間使用したエンジンオイルは交換が必要です。
- 防錆:エンジンの部品は殆どが鉄でできているためにやはり錆は発生しやすく、錆はエンジンの性能を低下させてしまうので錆の発生の予防をするために必要です。

エンジンから異音がしてからオイル交換

こうなってしまってからのエンジンオイル交換ははっきり言って無駄です。エンジン内はスラッジが溜まってオイルが流れにくくなってしまい本来、エンジンオイルが回っていなければいけないところにエンジンオイルがないため異音が発生してしまいます。
こうなってしまったらオーバーホール(分解清掃)をして汚れを物理的に取りにぞかないとだめです。

オーバーホールの費用
オーバーホールの費用としては、修理工場によって差があります。では、いくらぐらいかかるのでしょうか?
どの修理工場でも作業工賃は、時間単位で修理費を算出するためオーバーホールにかかる時間を大まかに時間を調べなくてはいけません。
作業工賃
- エンジンの分解作業:エンジンを車から下ろして分解に約1日(8時間)
- 各部品の作業:エンジン内の部品を分解、洗浄、研磨、交換に約2日~3日16~24時間
- エンジンの組立作業:組み立て、車に載せる約1日(8時間)
そして、修理工場などの時間単位の工賃は、国産車で6,000~8,000円で外車になると10,000円を超す修理工場もあります。
オーバーホールの作業時間は32時間~40時間くらいです。
作業工賃の目安
32×6,000=19,2000円~32×8,000=256,000円
40×6,000=24,0000円~40×8,000=320,000円

このようにエンジンのオーバーホールにかかる修理代金は、安くて192,000円~高くて320,000円もかかってしまいます。
これは、あくまでもエンジン分解、洗浄、組み立てで交換部品が出れば部品代が加算されていきます。

エンジンからの異音を解決する方法
エンジンからの異音を解決するために3種類の方法を紹介します。ぜひ今後の参考にしてみて下さい。
エンジンをオーバーホール
あなたが乗っている車が思い出の車だったりレアな車でこの先もその車に乗り続けたいのならばオーバーホールをしてきちんと修理して乗ることをおすすめします。
このまま乗っていても修復する可能性はありません。大事になる前に修理費も抑えることも可能です。
修理に出すにあたって、あなたの車のメーカーのディーラーに見積もりを依頼してそこを基準に街の修理工場やネットなどで修理工場を探して見積もり比較をすればいいと思います。
レバレート(工賃算出法)は、各修理工場によって違いますし作業時間も整備士の熟練度によって変わってきます。レバレートや作業時間などの差を確認するようにして下さい。
ただし、エンジンをオーバーホールしたからと言って車の価値があがることはないので、あまりにも高額になるようなら考えようですね
修理をせずに乗り続ける
はっきり言っておすすめはできません。エンジンからの異音はかなり深刻な状況なのでいつエンジンが止まってしまうかわからない状況です。
急にエンジンが止まったりした場合、自分自身が困るだけなら良いが他の人を巻き込んだ事故を引き起こしてしまったら取り返しのつかない事態になってしまうかもしれません。
その車に修理を放置して状態で乗り続けるのは非常に危険なことだと認識をしていて下さい。
車を買い換える
いま、あなたが乗っている車を思い切って売ってしまいそのお金を元手に新しい車を購入する方法です。
車が可動状態ならば車の価値がありますので壊れてしまう前に売り払ってしまえば最悪の事態は免れるかもしれません。
仮に不動車になったとしても車の価値はあります。動かなくなっても車から部品などを再利用などができますので諦めずに査定をしてみましょう
中古車一括査定をすることによってあなたの車の価値がわかりますので、お金をかけて修理するのが損か得か見極めることも可能です。
修理をして査定に出しても修理代金が加算されるようなことは100%ありえません。
ここで、お金をかけて修理して査定しても車自体の価値は上がりませんので修理する前に査定を受けるのがポイントです。
国産車は、国内はもちろん海外でも中古車の需要がかなり高いです。
とくに中古車の部品が少ないため部品取りをするために不動車でも買取可能なのです。
・年式が古い
・走行距離が多い
・車の状態が悪い
そのような車でもあなたが知らない価値があり需要があります。
動くうちに少しでも高く売るなら
▼▽▼▽▼